今回はレトロもの。半世紀を超えて現存する、まちで見つけた琺瑯看板。
琺瑯(ホーロー)看板は1889年ごろから作成され、1975年ごろまでに姿を消していった…とウィキにもありますが、現在もたまーに住宅の壁にひっそりと張られているレアな個体が…かすかに生き残っています。
いくら耐久性のあるという琺瑯製の看板でも、日々屋外で日光の紫外線や風雪にさらされ現在も少しずつ劣化は進んでいます。ダメージが蓄積して錆びたり白くなって何が書いてあったかもわからなくなったり、撤去されたり、元々の建物自体が取り壊されたりと、どんどん数は減っています。
なので、見つけた時には
「コレ、今しか見られないんじゃね?」という思わざるを得ません。。
で、今回見つけたホーロー看板はこちら。
アース製薬の蚊取り線香と殺虫スプレーの看板の他に、消費者金融とクボタコンバインが並んでいます。調べてみると、アース製薬は由美かおるさんと水原弘さんという方らしい。1970年代、昭和40年代というので、50年も前のものなのにくっきりと残っているものなのですね…。
おそらく、立地からして西日が当たらない向きに設置してあるのでこの状態を保ってきたのではないかと思われます。
うーん、レトロ。ガチレトロな昭和の看板ですねぇ。
屋外に設置されていながら、令和になっても見られたことに感激です。。