ハーミズのまわりみち 投資を始めるならなにがいい?

投資を始めるならなにがいい?

子どもが生まれてから、お金のことに興味を持ち始めた。

とりあえず貯金していたところから、学資保険を始めたのち銀行に勧められるままNISAを始めた。

銀行が進めるままに、窓口でおすすめの投資信託を買った。今の自分からすると『おおい、やめとけ』と言いたくなる。

なにがいけないのか?

①NISAをはじめるなら、証券会社のほうが圧倒的に条件がよい。取り扱い銘柄が断然多く、即時取引もできる。新規上場銘柄の抽選にも参加できる。銀行では、投資信託と外国為替くらいしか扱えないし、翌日以降の決済となる。つまり、タイムラグが大きい。

②初めてで何も知らないからと言って、銀行の窓口に出向いて勧められるものは本当にいいものとはいえない。(担当者にもノルマがあったり、銀行が売りたい銘柄を売りたくておすすめされる。手数料やがかかる銘柄も多い。売買手数料は銀行の儲けになるから。)何も知らない状態での買い物って情報の非対称性から不利であることが多い。

 今から数年前なので、それでも30万円をもとでに売買をして+5%くらいには増えましたが、損切した銘柄もあった。

③よく知らないものを買わない。

 米国経済が好調と聞きかじり、米国REIT(不動産投資)の投資信託を購入したがジリジリと基準価額が下がるばかり。どういうわけか調べてみると、その銘柄はおもにアメリカのショッピングモールに投資していたが、AmazonなどのECサイトの普及でショッピングモールは衰退し、次々と廃墟になっているという情報を知って、損失を被って売却したことがあった。

こんな記事をみて真っ青になったり。↓

https://president.jp/articles/-/27979?page=1

何に投資するか判断する際に、銘柄の組み入れ比率とかよく吟味する必要があると身に染みて思った経験になった。

それ以降は、主にインターネットバンキング専用のノーロード銘柄(購入時手数料がかからない銘柄)だけを売買するように。

さて、ここまで『やめとけ…失敗だぞ』という情報を並べましたが一応メリットも。

→ 銀行の投資信託だと、デイトレードやFXのように、いっつも市場を気にしなくて済む。

 売買を発注して翌日の終値で価格が決定するものなので、本業の合間に画面とにらめっこする必要はない。

 勤務中にもかかわらず、暇があれば取引画面をずーっと見てる人、いますよね。ええ、気になって仕方なくなって本業どころじゃなくなる人も少なからずいます。投資信託なら、その日の状況をどんなに見ても、翌日の終了時点でしか結果はわかりません。焦っても仕方ないのです。

メリットといっても、これくらいなんですけども。

 で、自分自身にも変化がありました。先ほどの失敗から学んだように、お金について知りたいと思うようになったし、経済紙もチェックするようになった。少しでも情報が欲しいと思い、日経電子版の無料会員に登録して気になる記事だけでも読むようになった。(毎月10本限定で読める。)

 金額が微々たるものでも、自分もプレーヤーとして参加するようになると、今まで別世界の他人事だった経済ニュースも違って見えてくるし、疑問に思うことや仮説を立てたりするようになります。

 これが実は大きな変化だった。自分の意識に変化を起こせるのが一番の収穫だったのではないかと。もとの無関心で思考停止した状態からたった一歩、でも大きな一歩を歩みだした。

 今では不動産投資で家賃収入が入るようになった。(まだ1軒だけですが)

 投資を始めるに、株・証券・投資信託・IPO多種多様にありますが、まずはネットで証券会社に口座を持つことから始めましょう。少額でもいいので、自分で持つこと。参加してみると、世の中を見る目が変わってくるからです。そこから、自分にとっての学びがはじまりますよ。

 

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