不動産投資のための中古戸建を買う以前に、田舎に引っ込んで家賃のかからない実家に転居した。これによって生活費を圧縮できるというメリットがあったから。
それまで祖母と父が住んでいて、数年前に祖母が亡くなり父一人で広い家に住んでいた。実家に戻ろうかと考えていると父に相談すると、”自分は別に小さな家に住むので、実家を明け渡す。だから使っていい”との言葉。
深~く感謝して家族で住み始めるも、そこには住んでみないとわからない現実と理想の深いギャップがあったのでした。。
ここでは自分の住んでいる田舎の戸建ての管理の話ではありますが、築古の戸建てって必然的に郊外でこれよりもひどい状況になることが想定されます…。戸建てに住む際の管理のめんどくさい点と思ってみてください…。
数百年代々住んできた畑付きの土地。広い庭。周囲には雑木林に田んぼ。父なりに管理していたというのですが行き届かない点も多く、雨戸にはいろんなものが巣を作っています。。家のまわりにはやたらと草が生え、休みのたびに草取りも必要。地域の担い手不足で、自治会やら、スポーツ推進役員やら、育成会やら、PTAやら、消防団やらと役があり…と思ったほど時間の自由が生まれない点もあるのでした。
で、人づきあいよりも困るのが生活に害をなす自然の生き物。
戸建て・アパートを問わず築古の建物管理にあるある話になってきます。(ウチだけ?)
実際に家に巣を作られた生き物として…
・スズメバチ ・アシナガバチ ・ムクドリ ・ドバト がいました。
→ しばらく開け閉めしていない雨戸の戸袋は巣を作るのに格好の場所のようです!台風が来て雨戸閉めようとしたらハチがいて真っ青になる。雨戸が閉まらないので調べたら鳥の巣があったとか。換気扇の内部に巣を作られたとか…。
ハチが換気扇内や雨戸の戸袋などの内部に巣を作った場合は、日没後に出入口をふさいでハチ用殺虫剤を缶が空になるまで噴霧するという方法で、自分の場合はギリ対応できました…。
たしかにハチ用の殺虫剤は強力でしたが、他の人にはまったくおすすめしません。事故がおきても自己責任だからです。ハチを無力化ってかいてあるけど、飛び回ってたし。1度撤去しても、同じ雨戸に巣を再建されたこともありました。。生命力たくましすぎる…。翌年からは罠タイプの駆除方法で予防し始めました。
スズメバチが軒下に巣を作った際は、自分ではもう駆除できなかったので業者を探しました。しかし困ったことに、物件があるとある県の郊外エリアではGoogle検索してもハチの駆除をしてくれる業者の情報が見つからなかったことがありました。役所に問い合わせてみると、防護服は貸してくれるようなのですが…高所ということもあり断念したのでした。その時は”くらしのマーケット”で検索してみたところ、対応してくれる業者が見つかり、どうにか駆除してもらえました。
また、庭や畑に出現した生き物として
・アナグマ ・ハクビシン ・イタチ ・テン がいます。一応これでも政令指定都市(の田舎)に住んでるんですが…。。
なかでも厄介なのがアナグマ。畑の作物、特にスイカを荒らしにやってきます。食べごろになる丁度のタイミングですべて食べられてしまうあの無力感ときたら…。
築年数の経過した家の場合、こうした生き物が床下に住みついたり、イタチやテンなどの小型の生き物だとほんの少しの隙間から天井裏に入り込んだりとかなり厄介です。住むだけで虫を持ち込んだり、糞尿をしたりと被害がでてきます。こうなるともう手に負えないので、ちょっと出費になりますが駆除には専門の業者を呼んで対処するしかなくなります。。害獣駆除の業者さんってどこでも近所にいるとは限らないので、↓下記のリンクも参考に。
人が住んでてもこんな状態になるので、空き家の状態が続いていた家屋は…。自分が購入できた物件は数年どころではなかったようでもっといろいろありました。何件も内覧してみましたが、どの不動産屋さんも、何年空き家の状態だったかははっきり把握してないことが多かったなあ…。
思わぬ招かれざる客の障害があっても、こうした手立てで対策して乗り越えましょう。
みなさんの理想のスローライフや築古不動産投資もうまくいきますように。