(佐賀県唐津市海岸通)
佐賀が舞台のアニメゾンビランド・サガの聖地ゾンビィハウスこと、旧三菱合資会社唐津支店本館。和洋折衷なレトロな・・・いや、明治モダンな佇まい、築115年。
明治41年(1908年)に建てられた、唐津炭田の往時を偲ぶ歴史的建築。現在老朽化のため休館してますが、2022年10月開始のCAMPFIREでのクラウドファンファンディングで目標を大きく上回る資金が集まり、今後数年かけて修復されていくことになりました。目標値に対して255%達成ってすごいな。ファンの後押しでこれからも文化財が残されていくんですね。
https://www.city.karatsu.lg.jp/manabee/bunkazai/rekiminnsyoukai2.html
18世紀に炭田が発見され、幕末から明治にかけ石炭の積み出しでにぎわい、炭鉱を三菱が買い取り、事務所を立てたもの。往時は日本国内の30%ものシェアを占めていたのだとか。
約120年前に埋立てられ、この建物も建てられた当時の写真が掲示板の写真。ポツンと洋館が立っているのがわかります。
https://www.city.karatsu.lg.jp/manabee/bunkazai/documents/mitugisitokubetukoukai.pdf
休館してるので外から眺めるだけですが、独特のデザインでみていておもしろい。すぐ前の公園にはキャラマンホールがあったことを後で知る。見逃してしまった…。
近くにある妙見神社から海までの参道で会った道を通り、このゾンビィハウスまで歩くけば、児童公園が2つある。それぞれ、昭和レトロなデザインのリスとコアラが見守っていたのですが、時の流れに逆らえずゾンビ化しちゃってた。
海沿いの海岸通児童公園の虚空を見つめるリス。風の谷のナウシカの大ババ様みたいに目ぇ白くなっちゃってる。
住宅に囲まれた海岸第二児童公園のコアラ。こちらも白化したのでしょうが、おめめは塗りなおされてパッチリとするはずが血涙を流してるかのような姿に・・・。厚い表面の塗膜のひび割れに年季を感じざるをえない。なんでか片方の耳が目みたいになっちゃって…いや、怖い。
道路沿いには港ならでは、八大龍王と恵比須様が祀ってあるのでした。