伊覩神社 (いとじんじゃ)


(福岡市西区周船寺)

イオンモール福岡伊都から少し離れたところにあります。

こちらは地域の古名、伊覩縣(いとのあがた)と同様“伊覩”と表記される大変由緒ある神社です。

御祭神は伊覩県主命。ほど近い丸隈山古墳に埋葬されたとされる実在の人物です。

この地域の呼名イトの由来は…

仲哀天皇、神功皇后の熊襲討伐のため際、威儀を正して穴門(山口県)までにお迎えし、その働きを「勤し」(いそし)とたたえられ、伊蘇の国と呼ぶようになり、それが訛ってイトと呼ぶようになった、とか

伊都県主の名である五十迹手(いとて)にちなむとか…諸説あるようです。

ともあれ、県主としてこの地を治めていた古墳の被葬者が祀られ、今も脈々と受け継がれているのです。

伊覩神社      夢筆

御祭神

瓊瓊杵尊 ににぎのみこと

 高天が原より、地上の日向の高千穂の峰に天降り豊葦原の水穂の国(日本)を治められた神様です。

木花開耶姫尊 このはなやくやひめのみこと

 瓊瓊杵尊と、ご結婚なされて海幸彦、山幸彦等三人のお方の母神様で神武天皇のお祖母にあたられます。

伊覩県主命 いとのあがたぬし

 紀元八五十年頃(今より約千八百年前)仲哀天皇並びに神功皇后に仕え伊覩の国の県主(古墳時代の地方長官)でこの神社の東、四百米右側の小高い丸隈山古墳が、この県主命の墓と言われています。

御神徳

 子孫繁栄と延命、縁結び、安産、交通安全

祭典行事 毎月十八日

本殿 掲示板より
境内内鳥居より本殿

狛犬 吽形
狛犬 阿行

境内社

なお、丸隈山古墳は周辺に点在する今宿古墳群の一つに指定されており、貝原益軒の「筑前國続風土記」によると江戸時代の1629年に村民により発掘されたのだそうです。

発掘状態の石室が解放されており、常時見学できるのも珍しい古墳だと思います。

↓福岡市の文化財HP

https://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/cultural_properties/detail/item_id:101009

福岡市 西区の宝HP↓

https://www.city.fukuoka.lg.jp/nishiku/c-shinko/charm/nisikunotakara/marukumayama_kofun.html

発掘されてから、地域住民に大事にされている丸隈山古墳なんですね。

地元の人にとっては、花火大会が一番の思い出であること間違いなし。

『周船寺の花火大会』と呼ばれていますが、正式名称は【丸隈山古墳慰霊祭奉納 花火大会】なんですね。1,800年以上経過してもお祀りする慰霊祭が花火大会として周辺住民の一大イベントとして定着している。。。こんな県主は他におられますまい。。。

https://www.susenji.net/news/%E8%8A%B1%E7%81%AB%E5%A4%A7%E4%BC%9A%E9%96%8B%E5%82%AC%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%80%90%E9%96%8B%E5%82%AC%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%91/

花火大会の打ち上げ場所の湯溜池は、九大学研都市駅周辺の開発で爆増した児童を受け入れるため、半分を埋め立てて中学校ができています。歴史が受け継がれながらも様変わりする伊覩國なのでした。

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